男性の側に不妊の原因が?

男性の方に不妊の原因があるケース

不妊の原因は女性にあると思われることも多いですが、実は男性側にあることも多いとされています。たとえば男性芸能人Dさんの場合、奥さんと一緒に検査を受けたところ、無精子症と判明しました。

 

奥さんも高齢だったので奥さんに原因があるかと思っていたそうですが、「旦那さんの精液に精子が含まれていません」と言われたことで発覚したようです。そのときはじめて無精子症というものがあることを知ったということです。

 

更に無精子症について詳しく調べてみたところ、無精子症は閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症の二種類のケースがあるという事を知ったそうです。

 

彼のケースは閉塞性無精子症というもので、睾丸内で精子は作られていても、精管が詰まって精子が外部に出ていかないという症状です。

 

この症状は過去に鼠径ヘルニアを経験している人に多くみられます。実際に彼の場合も幼少期に鼠径ヘルニアの手術を受けた経験があったようです。

 

しかし、同じ無精子症でも閉塞性無精子症の場合は子供を作る方法はあります。睾丸から直に精子を摘出し、顕微授精という方式をとる事です。睾丸を切開するという事に抵抗はありましたが、彼はこの方法を選択し、手術を受ける事を決めました。

 

三度目の体外受精を行い、無事女の子を授かる事に成功しました。更にその後、双子の男も生まれました。

 

男性側もしっかりと不妊治療・検査を受ける必要がある

 

男性の場合、自分に原因があるかもしれないと、検査や治療を受ける事を恥ずかしいと感じる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、女性の治療と比べたらその苦労はわずかなものです。検査受ける事自体は何の苦労も苦痛も伴うものではありませんので、なるべく早く受ける事をおすすめします。
今後は男性もきちんと検査を受けていく事が当たり前のマナーになっていくものだと思われます。

 

実際に男性の100人に一人は無精子症だと報告があります。
加えて、厳密には無精子症とは異なりますが、精子の運動性が鈍く授精することができない精子無力症と呼ばれる症状も存在します。
これらの発症原因はストレスや飲酒、喫煙の有無に依存する可能性が高く、加齢とともに増加傾向にあります。

 

男性側の検査が重要であるという医師も多いです。不妊とは夫婦で取り組むべき問題であり、新患教室へも夫婦二人で来てもらわなければ意味がないからです。不妊は女性だけの問題ではないことを強く主張し、男性側にも注意を促しています。

 

ただ、残念ながら夫婦での意識に差がある場合、熱意の低い方に合わせて治療を行うことが多いようです。熱意の高い側に合わせてしまうと、相手を無理やり引っ張る形になり、悩みは一層深くなり双方にストレスを与える原因となります。

 

診察に最初に訪れるのは女性側だけというケースはかなり多いのですが、男性側も一緒に来ていた場合はすぐに精液検査を行います。実際に不妊治療を受けにきたカップルの男性側に、無精子症が見られるケースは実はかなり多いようです。とあるクリニックでは、訪れた男性6000人中、200人程が無精子症でした。しかしその内、4割の男性は極めて精子が少ないというケースで、調べて精子が一匹でも見つかった場合、顕微授精という方法をおこなう事ができます。

 

なので、最初に訪れたのが女性側だけの場合は、なるべく早く男性側の精液検査を行うことをお勧めします。

 

男性側が原因の場合、稀なケースですが医師の目の前で奥さんが夫を責めるケースがあります。自分に原因があると言われた男性側は表情を変えずに淡々としている場合が多いようです。頭の中はおそらく真っ白になっている場合もあると思います。

 

前述の男性芸能人が言うように、不妊治療に取り組む場合男性側も検査を受けるのは最早常識と言えるでしょう。夫婦で取り組まなくては不妊治療はうまくいかない。これに関しては専門家が揃って指摘しているまぎれもない事実です。