経産婦(2人目以降)の高齢出産の危険性とは?

2人目以降ならお産そのものはそれほど心配ない

高齢出産で注意すべきなのは、基本的には「高年出産」、つまり35歳以上の『初産』となります。そのため、2人目、3人目の経産なら、35歳以上でもそれほど問題視はされません。単純に用語の意味の問題だけでなく、出産というものは初産と2人目以降ではずいぶん変わってくるからです。経産婦の場合、35歳以上であっても産道がやわらかくなっているため、初産が順調であったならば、出産に関しては年齢的なリスクは高年出産ほどではないと言えるでしょう。

 

初産と2人目以降の間が空いている場合は、初産と同じ危険性があると言われていますが、実際のところは10年以上空いていても出産に大きな問題はないことが多いようです。実例として、20年ブランクが空いて出産した方でも、38歳とはとても思えないほどスムーズな出産だった例があります。

 

とはいえ、あくまでそれは「出産のスムーズさ」についてのお話です。卵子の老化については初産でも経産婦でも違いはありませんので、ダウン症の発生率や流産の確率については経産婦の場合でも考えておく必要はあるでしょう。

 

お産は安全になったが…

 

高齢出産が日本国内で増えている理由としては、晩婚化が進んでいることが挙げられることが多いです。しかし、それ以外にも「医学が進歩してお産が安全になった」というのも原因としては大きいでしょう。1960年代は妊婦の死亡率は10万人中100人程度でした。つまり1000人に1人は母親が亡くなってしまっていたのです。しかし、今は1万人に1人というところまで確率が下がっています。これだけお産が安全になったので、大勢の助成が高齢出産でも大丈夫だと考えるようになっていても不思議はありません。

 

しかし逆に言えば、「未だにお産で亡くなることもある」ということも言えます。非常にまれであるとはいえ、お産はそれだけ一世一代の出来事なのです。経産婦の場合、高齢出産は初産に比べてリスクが少ないとはいえ、きちんとできることはしておくことがママにとっても赤ちゃんにとっても大切なことなのです。