妊娠中に旅行をする「マタ旅」、ホントに大丈夫?

「マタ旅」は注意が必要

妊娠中に旅行をすることがメディアなどで推奨されているふしがあります。「マタニティ旅」「マタ旅」なんて呼ばれることもあります。

 

小さな子供を連れて外出すると、公共の場でグズったり、急に熱を出したりなど何かと大変なケースがあります。であれば、子どもが生まれる前に旅行をしておこうというのが妊娠中の旅行を推奨する人の考えです。

 

そのためか、最近では「妊娠中に旅行をしたい」と考える人が多くいるようです。ただ、それを産婦人科医に相談しても、返ってくる答えは産婦人科医によって異なります。医師も人間ですから、旅行好きな医師ならOKを出したくなるでしょうし、厳密な医師なら「絶対ダメ!」なんて答えることもあるでしょう。そうやってマチマチな答えが出てきてしまうことから、多くの妊婦さんを混乱させてしまっているのが現状です。

 

マタ旅で注意したいこと

 

マタ旅を勧めるメディアが多いことはすでに書いた通りですが、その意図に気を付けたほうがいいでしょう。マタニティ雑誌などは雑誌が売れればいいわけですから、妊婦ウケのいい内容を書く傾向があります。当然、「マタ旅」を推奨していく方が、「旅行は絶対NG」などというネガティブなことを書くよりも雑誌は良く売れます。

 

また、観光スポットが雑誌に広告を出すケースがあるので、広告主の意向を受けてマタ旅を推しているという事情もあるでしょう。

 

雑誌でも「マタ旅は安定期だけOK」という書き方をしていると思いますが、安定期イコール絶対安全、というわけではありません。当然、急に不安定な状態になることはありえます。お腹に自分以外の人がいるのですから、いつも安定している時期なんていうものはないのです。

 

なので、どうしても旅行をしたいなら、母子手帳や検査のデータは常に持ち歩くことが必要です。また、旅行先でトラブルがあったときのために、24時間診察をしてくれる医院も調べておいたほうがいいでしょう。さらに、移動中のトラブルも考え、すぐに病院に移動できるよう移動手段は車にするのが理想です。

 

結論としては、マタ旅自体は絶対NGではありませんが、必ず事前準備をすること。そして、いつでも対応できるように近くの医院については意識しておくことが重要です。