羊水検査は受けたほうがいい?

羊水検査は危なくない?

流産のQ&Aでもふれたとおり、高齢で妊娠すると、卵子の老化が原因で、受精卵に染色体異常が起こるケースがあります。その中で、一番有名なのが21番目の染色体数が1本多くなってしまう「ダウン症候群」です。ダウン症は染色体異常の中では比較的軽症のものなので、一部流産してしまうことがありますが、たいていは通常どおり10カ月目で出産できることが多くなります。発生率は20歳の場合は1500人に1人ですが、40歳だと100人に1人と年齢によってかなり差が出てくるのが特徴です。

 

ダウン症以外にもさまざまな染色体異常がありますが、これは妊娠初期に調査することができます。これを出生前診断といい、その一つに羊水検査があります。

 

羊水検査は、超音波断層法とよばれる手法で子宮の中の様子を見て、お腹から細い針を入れて羊水を少量取り出し、その中に含まれる赤ちゃんの細胞から遺伝子検査をして染色体を調べます。検査は針を指して採血する程度なので麻酔を使用しないで済む程度ですが、至急の中に針を通すので破水や感染症のおそれがないとは言い切れず、その結果流産が1/300の確率で起こってしまうといわれていて、確実に安全とは言えない方法です。この検査に適しているのは妊娠14週以降ですが、結果が出るまで1カ月程度かかります。費用も10万円以上かかる場合が多く、コスト負担も少なくはありません。

 

なので、流産のリスクが気になるのであれば、他にも、トリプルマーカーチェックという血液検査や、絨毛検査と呼ばれる方法も検討してみたほうがいいでしょう。実施している病院は限られてきますが、リスクを考えるなら他の検査方法も考慮したほうがいいのではないでしょうか。

 

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